2014/06/15


となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)

「となりのせきのますだくん」

★★★★★


「朝おきると、学校にいきたくない。ずるやすみをしたい。きのう、となりのせきのますだくんとけんかをしたから……。」


泣き虫のみほちゃんと、その隣の席のますだくんの物語。

ますだくんは、みほちゃんが嫌がることばかりしてくる。

だから、みほちゃんは学校に行きたくない。

そんなある日、二人に事件が…!


*小学1年生だったころの感想


何故、ますだくんは人間じゃなくて、「怪獣」なのか。

何故、最後にますだくんは、「怪獣」から「人間」になったのか。

それがどうしても分からなかった。

*大人になって読み返した感想


どうして、ますだくんが「怪獣」なのか。

どうして、ますだくんが最後に「人間」になったのか。

すべて、大人になってから分かりました。

そう、みほちゃんにとって、いつも自分の嫌なことをしてくるますだくんは、「怪獣」に見えるのです。



ある日、「怪獣」のますだくんが、みほちゃんの大事なものを壊してしまい、二人はケンカしてしまいます。

みほちゃんは、次の日学校に行きたくないけど、渋々行くと、校門に気まずそうにますだくんが…。

みほちゃんは見ないふりをするけど、ますだくんから「おい!」と声をかけられ、素直にますだくんが「ごめん」と謝る。

そのあと、二人は一緒に校舎に入っていくが、そのときの後ろ姿では、ますだくんは、「人間」の男の子として描かれています。


みほちゃんから見て、「ごめん」と謝ってくれたますだくんと少し距離が縮まって、以前の「怪獣」のような怖さを感じなくなったという比喩表現なのだと。


この表現に気付いたのは、大人になってからだったのだ!

子どもの頃は、どうしてもその意味が分からなかったのです。
比喩表現を理解できる年齢ではなかったんでしょうね。
でも、分からないなりに、何故かとても気になる絵本でした。
だから、大人になっても覚えていて、もう一度手に取る機会を得たのだと思います。

*子どもの頃に見た人はもう一度 。読んだことないひとは、ぜひ。

みほちゃんの大事なものが壊れて、それをますだくんがどうするのか。
謝るまでの、二人の微妙な距離感。
「ごめん」を言わなきゃいけないけど、素直に言い出せない気まずさ。
きっと小学生だったときのことを思い出してしまうはず。

大人になって、この絵本を読んで、より大好きになってしまいました。
ますだくんの不器用さがこんなに愛おしいとは。



皆さんも、子どもの頃に読んだ本で、忘れらないものってありますか?











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