2012/10/10


プライドと偏見 [DVD]

『プライドと偏見』
乙女度★★★★★


*恋をしたときに感じることを見事に表現。


なんだかんだ言って、初めて見た時から気になって、目が追いかけていて。
偶然にも好きな人と手が触れ合って。
気まずいときに会って、なんとか平静を装ってみたり。
会いたいと願ったときに、想い人が目の前に現れて。

見ていてきゅんとなるところがたくさんあるのです。

気づいた人はいるかもしれませんが、この『プライドと偏見』は、以前紹介した『自負と偏見(高慢と偏見)』を原作とした2005年の映画。
原作より乙女度が高くなっていると思います。


*すすめシーン!

  • エリザベスとダーシーの初対面シーン。
  • はじめて手が触れ合うシーン。
  • 二人のダンスシーン。音楽が二人の緊迫感をより表現。
  • ペンバリーでの再会シーン。
  • 夜明けの出会いシーン。
あまり詳しく書くと、観たときに面白さが半減しますので、簡単に書きました。
これらのシーンは乙女度全開です。
必見です!


*原作との差異

【個人的には…】

前述とおり、単体の映画としては、私は好きです。
ですが、高慢と偏見を原作として、それを表現できているかと考えると、物足りなさは否めません。

【ダーシーについて】

ダーシーはプライドが高く、高慢な男ですが、この映画のダーシーはただ口下手で不器用な優しい青年なんだろうなというのが、かなりはじめの段階でにじみ出てしまっています。
はじめは嫌なやつだけど、だんだん彼の本当の姿を知って、好きになっていくというのが、この作品の面白さ。
はじめの段階で、ダーシーに悪い印象を持たせて、そこから大逆転が一番わくわくする流れなのに、そのパンチが弱い。

でも、個人的には、ちょっとヘタレぽい、映画版のダーシーも好きです。

【ストーリーについて】


監督曰く、一番はじめのプロポーズのシーンで二人はすでに惹かれ合っていると説明しています。
ですが、原作では、はじめのプロポーズでエリザベスは、よりダーシーを憎む気持ち持ってしまっていることを考えると、全く原作通りというわけではありません。

約600ページの原作を約一時間半で表現するには、重要なところを抜粋し、映画独自の流れが出てくるとは思います。

【その他のキャラクターについて】


映画版のビングリーは、なんだか、その…あまり頭が良さそうな感じが…しない…。
なぜ、あのキャラクターにしたのか謎。
まあ人の良さそうな感じなのは、分かりますが…。

映画版のキャロラインも、BBC版とは違った印象。
BBC版のハイパー高飛車なまた違った感じです。
(衣装がシンプルだからそう見えただけ?)


あと!コリンズの「勘違い残念メンズ」な感じは、かなり面白く演出されてます。
コリンズとエリザベスのダンスシーンで、コリンズがエリザベスを口説いてくるわけですが、すっごくエリザベスの表情が「…まじ最悪っっ…早くダンス終われ…」と物語っているところが、笑えます。




*でもれにはこれの良さがある 


原作を読んでからだと、満点はあげられないけれど、恋愛映画としては、とてもツボを押さえた作品です。

そして、なんといっても音楽と映像美、たいへんすばらしい。

原作をご存じない方でも、「きゅん」としてみたいなあと思う方は一度ご覧になってはいかがでしょうか?


参考までに、おすすめの「はじめて手が触れ合うシーン」
http://youtu.be/SOerFYfdMTY


*すでに鑑賞した方たちへ

前述の「おすすめシーン!」について、私の一言感想です。
  • エリザベスとダーシーの初対面シーン。(ダーシー、リジー意識しまくり)
  • はじめて手が触れ合うシーン。(ダーシー、内心うはうは)
  • 二人のダンスシーン。音楽が二人の緊迫感をより表現。(ダーシー撃沈)
  • ペンバリーでの再会シーン。(ダーシーにラッキーが舞い込んできた)
  • 夜明けの出会いシーン。(胸毛が気になる)
以上!



2012/10/10 投稿
2014/05/02 編集

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