- Back to Home »
- ジェーン・オースティン , プライドと偏見 , 映画 , 乙女の愛読書 , 高慢と偏見 , 小説 »
- 国営放送の本気。究極の『高慢と偏見』
2012/10/16
『高慢と偏見』 BBC版
これこそ、究極のエリザベスとダーシーを描いた作品でしょう。
*国営放送の本気を見た!
これこそ、究極のエリザベスとダーシーを描いた作品でしょう。
1995年BBCで全6話で製作されたドラマ。
約6時間もあるため、十分に世界を表現してくれている。
キャスティングも衣装もロケーションも抜かりなし。
原作を読んで、はまった人は見るべし。
『プライドと偏見』を観て、物足りなかった人は見るべし。
私は、はじめに『プライドと偏見』を観て、肩透かしを食らい、この原作愛をどこにぶつけたらいいのか、悶々としたところで、これを観たので、大満足でした。
『プライドと偏見』にも、独自の良さはあるのですが、まず原作を忠実に再現したものとしては、かなり物足りなさを感じたのです。
*BBC版の『高慢と偏見』の好感が持てた点
- 俳優陣の見事な演技力。目力。
- 作品全体に漂っているスタッフの作品にかける情熱が半端ない。ただのドラマと思うなかれ。
- 「ダーシー」というキャラクターをより掘り下げた表現。
原作にはないシーンがありますが、ダーシーという人物をより掘り下げて、魅力的描くことに成功しています。
「こんなこと考えていたんだー」と想像を膨らませてくれます。
「こんなこと考えていたんだー」と想像を膨らませてくれます。
視線だけで、ダーシーがエリザベスを、エリザベスがダーシーをどう思っているのかをその時々で表現しています。
物語が後半になると、二人の視線が以前とは別の感情を含んできて、にやにや。
BBC版では、二人の結婚式も描かれ、二人の幸せな姿が見られて、本当によかったと思う作品です。
*どこで観られる?
DVD、Blu-rayは、お値段は高めなので、ダウンロード販売で観てみるとよいかもしれません。
一話210円。リーズナブル。
私は、VIDEXでお世話になりました。
こちらの方が、まとめて購入すると、割引と二週間レンタル(通常一週間)になる特典がついていたので、お得感があります。
まあ、私の場合は、はまりすぎて、結局Blu-ray買ってしまったんですけどね…。