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- 【高慢と偏見】18世紀のツンデレ文学。(と言い切ったら、きっと怒られる)
2012/10/09
『自負と偏見』 ジェーン・オースティン
乙女度★★★
乙女度★★★
この流れを聞いて、ちょっと読んでみたくなった人いませんか?
私は本の裏表紙の「高慢なダーシーが実は誠実な人だと知ったとき…」というフレーズでやられました。
この『自負と偏見』、ジェーン・オースティン原作のたいへん有名なイギリス文学です。
もしかすると『高慢と偏見』の方が馴染みがあるかも。
何度か映画になったり、たくさん翻訳本が出ています。
主人公のエリザベスと姉のジェーン二人の恋と結婚が中心の内容。
エリザベスのお相手はダーシー卿。
前半はなんとも嫌な男です。
先にダーシーがエリザベスに惹かれ、アタックをするのですが、エリザベスはスルーしたり、反撃したりと、なかなか噛み合わない二人。
そんな相性最悪のような二人が、いかにお互いの気持ちを受容し、愛しあうようになるのかが、必見です。
後半のダーシーの巻き返しがはじまると、ニヤニヤが止まりません。
ツンデレという言葉を使うことは、正しいのかどうかわかりませんが、私が思うにダーシーはツンデレだと思う。
ツンな男子好きの人は、文学だからと尻込みせずに一読の価値あり。
作品自体は18世紀頃のものです。
いつの時代も女性の関心ごとには、恋愛と結婚は外せない話題のよう。
作品は古いものですが、今でも愛されて読まれているということは、現代の女性にも共感できる要素がたくさんあるということでしょう。
どの時代にも男女の間に、「高慢」と「偏見」があるとうまくいかないのでしょうね。
あと最後に。
ツンデレといった文学には似つかわしくない単語を用いたことに不快感を持たれた方は申し訳ありません。
ただ、現代の女性にもこの作品の楽しみ方をお伝えする手段として使用しました。
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