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- flaaari
- 自分の好みのものを共有する人が周囲にいないため、このような場を設けてみました。 ときどき、覗きに来ていただいて、共有できたらうれしいです。 当方、おとめちっくなものが好きですが、性格はおとめらしいかどうかはあやしいですよ…。
Archive for 6月 2014
【ますだくんシリーズ】ますだくんがもっと愛おしくなる。
「ますだくんの1ねんせい日記」
★★★★★
前回、ご紹介した「となりのせきのますだくん」の続編!?です。
まさか、シリーズになっていたとは知らずびっくりでした。
*ますだくんのランドセル
「となりのせきのますだくん」では、ますだくんは何故か赤いランドセルを身につけています。子どもの頃に読んだとき、ますだくんが「怪獣」であると同時に、男の子だけど赤いランドセルを身につけていることが、ますます混乱することに…。
男の子だけど、赤いランドセルを身につけている理由がこの本で解明されます。
この歳で、こんなに自分の意見を持っているますだくんは、とっても素敵だなあって思うと同時に、ますだくんの兄弟も素敵だなあと思うお話。
(初めて、「となりのせきのますだくん」を読んだあと、別の機会にも「となりのせき~」を読んだことがあるのですが、そのときはますだくんのランドセルが黒色に変化していた記憶があります。当時、「あれ?赤色じゃない??」と思った記憶があります。もしかして、「なんで赤なの?」と読者からたくさん質問があって、再版のときに黒色にしたとか??私と同じ体験された人いませんか~?)
* ますだくんの1ねんせい日記
ここでは、あの「となりのせきのますだくん」の話をますだくん視点で描いています。何故、ますだくんがみほちゃんにイジワルだったのか。
あの日の事件後、ますだくんがどう思って、どう行動したのかが分かります。
このお話を読んで、よりますだくんという男の子が愛おしくなると思います。
*他にもまだあるぞ
「ますだくんとはじめてのせきがえ」
ますだくんが苦手なみほちゃんと、泣き虫のみほちゃんが心配だけど不器用なますだくんの初めての席替えのお話。すったもんだの末、結局…?
「ますだくんとまいごのみほちゃん」
ここまで来ると、ますだくんとみほちゃんに信頼関係が出来上がってきている感じがします。
*こんなこと考えてしまう
ますだくんとみほちゃんが、大きくなっても、お互い良い関係を続けていってくれたならあと思う。困ったら助けあって、相談に乗ったりして。
そして、思春期に特別な感情が芽生えて…っていう展開は少女漫画すぎますね。
でも、小学生のとき、やんちゃだった男の子も、年齢を重ねるごとに、とってもおとなしくなっていきますね。
そんな男の子の方が、人に優しかったりするような気がします。
私の周りにもそんな男の子いましたが、今は家族思いの優しい男性です。
人の成長って愛おしいですね。
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【となりのせきのますだくん】子どもの頃には理解出来なかったことが、大人になって分かる絵本
「となりのせきのますだくん」
★★★★★
「朝おきると、学校にいきたくない。ずるやすみをしたい。きのう、となりのせきのますだくんとけんかをしたから……。」
泣き虫のみほちゃんと、その隣の席のますだくんの物語。
ますだくんは、みほちゃんが嫌がることばかりしてくる。
だから、みほちゃんは学校に行きたくない。
そんなある日、二人に事件が…!
*小学1年生だったころの感想
何故、ますだくんは人間じゃなくて、「怪獣」なのか。
何故、最後にますだくんは、「怪獣」から「人間」になったのか。
それがどうしても分からなかった。
*大人になって読み返した感想
どうして、ますだくんが「怪獣」なのか。
どうして、ますだくんが最後に「人間」になったのか。
すべて、大人になってから分かりました。
そう、みほちゃんにとって、いつも自分の嫌なことをしてくるますだくんは、「怪獣」に見えるのです。
ある日、「怪獣」のますだくんが、みほちゃんの大事なものを壊してしまい、二人はケンカしてしまいます。
みほちゃんは、次の日学校に行きたくないけど、渋々行くと、校門に気まずそうにますだくんが…。
みほちゃんは見ないふりをするけど、ますだくんから「おい!」と声をかけられ、素直にますだくんが「ごめん」と謝る。
みほちゃんは、次の日学校に行きたくないけど、渋々行くと、校門に気まずそうにますだくんが…。
みほちゃんは見ないふりをするけど、ますだくんから「おい!」と声をかけられ、素直にますだくんが「ごめん」と謝る。
そのあと、二人は一緒に校舎に入っていくが、そのときの後ろ姿では、ますだくんは、「人間」の男の子として描かれています。
みほちゃんから見て、「ごめん」と謝ってくれたますだくんと少し距離が縮まって、以前の「怪獣」のような怖さを感じなくなったという比喩表現なのだと。
この表現に気付いたのは、大人になってからだったのだ!
子どもの頃は、どうしてもその意味が分からなかったのです。
比喩表現を理解できる年齢ではなかったんでしょうね。
でも、分からないなりに、何故かとても気になる絵本でした。
だから、大人になっても覚えていて、もう一度手に取る機会を得たのだと思います。
子どもの頃は、どうしてもその意味が分からなかったのです。
比喩表現を理解できる年齢ではなかったんでしょうね。
でも、分からないなりに、何故かとても気になる絵本でした。
だから、大人になっても覚えていて、もう一度手に取る機会を得たのだと思います。
*子どもの頃に見た人はもう一度 。読んだことないひとは、ぜひ。
みほちゃんの大事なものが壊れて、それをますだくんがどうするのか。
謝るまでの、二人の微妙な距離感。
「ごめん」を言わなきゃいけないけど、素直に言い出せない気まずさ。
きっと小学生だったときのことを思い出してしまうはず。
大人になって、この絵本を読んで、より大好きになってしまいました。
ますだくんの不器用さがこんなに愛おしいとは。
皆さんも、子どもの頃に読んだ本で、忘れらないものってありますか?
謝るまでの、二人の微妙な距離感。
「ごめん」を言わなきゃいけないけど、素直に言い出せない気まずさ。
きっと小学生だったときのことを思い出してしまうはず。
大人になって、この絵本を読んで、より大好きになってしまいました。
ますだくんの不器用さがこんなに愛おしいとは。
皆さんも、子どもの頃に読んだ本で、忘れらないものってありますか?
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